補聴器の選択
補聴器のタイプはチャンネル数、騒音対策などで、さらに数種類に分かれています。
聴力、好み、使用環境、価格に応じて選びます。ご遠慮なく相談ください。
- 1.本当に見えない補聴器 IIC
- IIC見えない補聴器 >>>
- 2.Deep CIC
- CICよりも小さく、さらに目立たない。
- 3.CIC (Completely In the Canal)
- 完全外耳道挿入型。
サイズが小さく外耳道内にすっぽりと収まる。外部から見て補聴器装用を気づかれにくい利点がある。 - 4.ITC (In The Canal)
- 外耳道挿入型。
補聴器の大部分が耳の中(外耳道)に入り込む形で装用される。現在最も普及しているタイプで耳の穴にすっぽり入り目立ちません。 - 5.ITE (In The Ear)
- 耳介のくぼみに納まるタイプ。
サイズによってバリエーションがある(耳甲介を完全に覆うフルサイズ、それよりも小さいハーフサイズなど)。やや大きい。
耳介型とも呼ばれる。電池寿命が長く高度難聴にも対応。 - 6.BTE (Behind The Ear)
- 耳介の後ろに引っ掛ける形の補聴器。
小型のアンプケースと短いチューブ、カスタムメイドのイヤモールドで成り立つ。オープンイヤーフィットタイプのBTEも存在する。扱いやすく、本体背面のスウィッチで音量調整やメモリーの切り替えが出来る。 - 7.RIC(Receiver in the Canal)
- 耳の後ろにかけるタイプ。
音を出すレシーバー(スピーカー)が耳の中(外耳道)に配置された、オープンにもできる補聴器。レシーバーを付け替えることによって、軽度から高度難聴まで対応。先端を専用のイヤモールドにすることで、power RIC補聴器となる。
小型で目立たないにもかかわらず、扱いやすい。 - 8.ポケット型(箱型)
- 箱形のタイプ。
20世紀初頭にベル研究所のハーヴェイ・フレッチャーによって発明された。この補聴器はアンプが含まれるケースと、耳あなにはめ込むイヤモールドと呼ばれる樹脂殻で成り立つ。
現在ではおよそタバコ箱程度の大きさになっており、ポケットかベルトに装着する。メーカーによって異なるが、重度難聴に向いているとされる。
それぞれのタイプはさらにチャンネル数、騒音対策などで見かけは同じでも、内容が違ったものが数種類存在します。価格を大きく左右するのはチャンネル数です。全て同じ性能であれば耳穴式は5%前後高くなるようです。
小さいからといって今の耳穴型は機能が低いということはありません。
聴力タイプ、好み、使用環境なども考慮して選びます。
価格は片耳8万円前後から45万円ぐらいまで存在するようです。
当院では更に耳鼻咽喉科医、補聴器適合判定医の知識を生かした、見えない補聴器IICにも積極的に取り組んでいます。
兵庫県西宮市・補聴器外来・星野耳鼻咽喉科!補聴器の種類